パーフェクトダークオンライン その１（準備編）

Nintendo64のエミュレータを使用して、オンラインで遊ぼうという企画です。
「コンバット・シミュレータ」に限らず「敵対ミッション」「協力ミッション」もできます。

本記事は、その１「準備編」です。
その２「遊び編」は、以下の記事をご覧ください。

使用するエミュレータについて

「Project64 v2.3.2」と「AQZ NetPlay Input Plugin」を利用します。

「Project64 v2.3.2」は、現在一番性能が良く、動作が安定しているN64エミュレータです。
「AQZ NetPlay Input Plugin」は、コントローラの操作を再現するインプットプラグインの1つです。
このプラグイン自体がオンラインプレイ用の機能を持っており、直接プレイヤーと接続することができます。

過去には、比較的動作が安定していた「Mupen64++」をメインとして利用し、改造コードを利用する場合は「1964」を利用しておりましたが、「Project64 v2.3.2」と「AQZ NetPlay Input Plugin」の安定感が最強でしたので、こちらを利用します。
また、改造コードの利用も可能なため、「1964」を利用する必要もなくなりました。

「GLideN64」は現在再現度が一番高いビデオプラグインですので、こちらの最新バージョンを利用します。

準備するもの

• N64エミュレータ「Project64 v2.3.2」
• インプットプラグイン「AQZ NetPlay Input Plugin」
• ビデオプラグイン「GLideN64 Public Release 4.0」
• ビデオプラグイン「GLideN64 Public Release 4.0」の日本語ファイル

導入手順

ファイルのダウンロード

1. インプットプラグインのサイトより、「Project64 v2.3.2」の「AQZ NetPlayInput Plugin」付属版 をダウンロードします。
   https://www.play64.com/netplay-plugin/
   →「Click here to download Project64 2.3.21 bundled with the AQZ Netplay Input Plugin」リンクをクリックし、「Project64_2.3.2_AQZ_NetPlay.zip」をダウンロードします。
2. ビデオプラグインのサイトより、「GLideN64 Public Release 4.0」をダウンロードします。
   https://github.com/gonetz/GLideN64/releases
   →「Public Release 4.0」リンクをクリックし、「GLideN64_Public_Release_4.0.7z」をダウンロードします。
   ※7z形式の圧縮ファイルを展開するツール（Lhaz等）が必要です。
   ※2020/05/06現在、最新の安定版は「Public Release 4.0」ですが、バージョンが上がっている場合は、最新バージョンをダウンロードします。
3. 「GLideN64」のGitHubより、日本語ファイル(gliden64_ja.qm)をダウンロードします。
   https://github.com/gonetz/GLideN64/blob/master/translations/release/gliden64_ja.qm
   →「Download」ボタンをクリックし、「gliden64_ja.qm」をダウンロードします。
   ※2 のリリースファイルには「gliden64_ja.ts」ファイルが含まれておりますが、こちらはコンパイル前のファイルのため適用できないため、コンパイルされたファイルを手に入れる必要があります。

ファイルの配置

Project64のPlugin\GFXフォルダにGlideN64のプラグインファイルと、日本語ファイルを配置します。

1. 「Project64_2.3.2_AQZ_NetPlay.zip」を展開する。
2. 「GLideN64_Public_Release_4.0.7z」を展開する。
3. 2で展開したフォルダの「bin\Zilmar-specs」内の以下の2ファイルをコピーする。（それ以外のファイルは不要です。）
   ・GLideN64.custom.ini
   ・GLideN64.dll
   ※【補足】プラグインの形式には、「Mupen64Plus」形式と「Zilmar-specs」形式が存在します。
   Project64は「Zilmar-specs」形式のため、「Zilmar-specs」フォルダの中身を利用します。
   
4. 3のファイルを「Project64 2.3.2 (AQZ NetPlay)\Plugin\GFX」フォルダ内に配置（ペースト）する。
   ※元のファイルは上書きしてください。必要であれば上書き前のファイルのバックアップをお願いします。
   
5. 4と同様に日本語ファイル「gliden64_ja.qm」も「Project64 2.3.2 (AQZ NetPlay)\Plugin\GFX」フォルダ内に配置します。
   

Project64の設定

1. 「Project64.exe」を実行する。
2. Languageは「Japanese」を選択する。
   
3. 「ファイル」→「ロムフォルダの選択」をクリックし、ロムがあるフォルダを選択する。
   
4. 「オプション」→「設定」をクリックし、「高度な設定を隠す」のチェックを外し、「OK」ボタンをクリックする。
   ※チート（改造コード）を追加・編集するために必要となります。
   
   
5. 再度「オプション」→「設定」をクリック、設定画面を開く。
6. 左ツリーの「プラグイン」にて、以下のように設定し、「OK」ボタンをクリックする。

• ビデオプラグイン：GLideN64 Public Release 4.0
• オーディオプラグイン：Jabo’s DirectSound 1.7.0.7（※そのまま）
• インプットプラグイン：AQZ NetPlay v74 (2aa523d)
• RSPプラグイン：RSP Plugin 1.7.3.202（※そのまま）

※オーディオプラグインとRSPプラグインは変更の必要はありません。そのままで問題ないです。

プラグインの設定

ビデオプラグイン (GLideN64 Public Release 4.0)

デフォルト設定のままで問題ないです。
フルスクリーン解像度、ウィンドウ解像度のみお好みで変更します。
日本語ファイルは、まだ不完全のようで、一部のみ日本語となります。

1. 「オプション」→「ビデオプラグインの設定」をクリックする。
2. 言語「日本語」を選択し、「OK」ボタンをクリックする。
3. 再度「オプション」→「ビデオプラグインの設定」をクリックする。
4. フルスクリーン解像度もしくはウィンドウ解像度をお好みで変更し「OK」ボタンをクリックする。
   

オーディオプラグイン (Jabo’s DirectSound 1.7.0.7)

デフォルト設定のままで問題ないです。
ボリュームのみお好みで変更します。

インプットプラグイン (AQZ NetPlay v74 (2aa523d))

別のインプットプラグインを紐づけ、紐づけたインプットプラグインの設定を行います。
実際のコントローラの操作は紐づけたインプットプラグインの設定に依存します。

1. 「オプション」→「インプットプラグインの設定」をクリックする。
2. 紐づけるインプットプラグインを選択する。
   ※ここでは「N-Rage For PJ64: 2.5.2.202」を選択しています。
   
3. 「Configure」ボタンをクリックする。
4. 紐づけたインプットプラグインの設定を行い、「OK」ボタンをクリックする。

【※注意】1Pのみを有効にします。観戦する場合は、全て無効にします。

【補足】
「DeadZone」は3Dスティックが認識する範囲の最小値となります（5%なら5%倒したところから認識する）。

「Absolute X」にチェックを入れるとX軸が絶対的位置として認識されます。
「Absolute Y」にチェックを入れるとY軸が絶対的位置として認識されます。

「N64実機の範囲」にチェックを入れると、3Dスティックの認識範囲が実機に近くなります。

おわりに

「準備編」は以上です。
次は、「遊び編」に続きます。