N64/SFCのROMおよびセーブデータの吸い出し(レトロベースダンパー V3)

N64/SFCのROMおよびセーブデータの吸い出し(レトロベースダンパー V3)

N64およびSFCのROMとセーブデータの吸い出しの方法です。

【2021/08/17】更新
  • 「SFCプラグインアダプター V2.1」でも「SFCクライアント」を使用することでSFCセーブデータの吸出しが可能でしたので、記事の内容を修正
  • 「Info」ボタン関連の説明を少し修正

はじめに

ゲームバンクにて販売している「レトロベースダンパー V3」と「N64プラグインアダプター V2.1」、「SFCプラグインアダプター V2.1」を購入し吸い出してみました

以下、余談です。
その昔(2008年頃?)、N64の「プロアクションリプレイ3」を「ゲームシャーク」にアップグレード(v3.30にする)したものとWindows 9x系にしか対応していないクライアントソフトで、ROMとセーブデータの吸出しを行っていました。
あれから月日も経ち、ゲームシャークはまだ生きていますが、Windows 9x系の端末はなくなってしまい、バックアップしたセーブデータも2008年頃のもので古いので、そろそろ新たにバックアップを取っておきたいということで、やり方を検討していたところ、この非常にありがたい商品を見つけました。
SFCについては、FF5、FF6、クロノトリガーで過去にやりこんでいたセーブデータがあるので、取り出してみたいなと思い、あわせて購入することにしました。

今回購入した商品

全てAmazonで購入できます。
※Amazonの商品紹介は、Amazonアソシエイト経由のリンクを使用しないと規約違反になるようです。
そのため、本記事のAmazonのリンクはアフィリエイトとなっております。
このリンクから購入すると私に少しお金が入ってしまうのでご注意ください。

「レトロベースダンパー V3」とは

「レトロベースダンパー V3」とはゲームのROMを吸い出すためのツールです。
ゲームバンクにて販売されている商品で、Amazonで購入することができます。

別売りのレトロアダプターと組み合わせることで、各種レトロゲームのROMを吸い出すことができるようになります。
単体では「MDダンパー」として機能し、メガドライブ(MEGA DRIVE)のROMを吸い出すことが可能とのことです。

「レトロベースダンパー V3」(MD/各種レトロアダプター対応)【※USBケーブル別売り】

レトロアダプター

今回、N64とSFCのROM、セーブデータを吸い出したいため以下のレトロアダプターを使用します。

「N64プラグインアダプター V2.1」

「SFCプラグインアダプター V2.1」

そのゲーム専用の吸い出しツールもあるが…

「N64ダンパー V3」

「SFCダンパー V3」

そのゲーム専用の吸い出しツールもありますが、それぞれ ¥5,800 なので、それらを2つ購入するよりも、「レトロベースダンパー V3」(¥5,800)と「N64プラグインアダプター V2.1」(¥1,980)、「SFCプラグインアダプター V2.1」(¥2,380)を購入する方が安く済みます。(2021/08/17現在)
そのため、今回は「レトロベースダンパー V3」とレトロアダプターの組み合わせで購入しました。
これは複数のゲームのROMを吸い出したい方向けで、N64のみで問題ない方は「N64ダンパー V3」のみを購入した方が安く済みます。

最新バージョンの確認

ゲームバンクの「各種クライアントソフトのダウンロード」ページから最新バージョンを確認できます。
本記事のバージョンは古い可能性がありますので、最新バージョンは購入前に確認しておきましょう。

2021/08/17現在、ダンパーV3、プラグインアダプターV2.1が最新バージョンとなっております。

やり方

クライアントソフトの準備

吸い出しを実施する前に、吸い出したROMやセーブデータを受け取るためのクライアントソフトの準備をします。

  1. ゲームバンクの「各種クライアントソフトのダウンロード」ページから
    ・「マルチダンパークライアント」(SFC ROM吸出し用) ※「SFCクライアント」があれば必要ないかもしれません。
    ・「SFCクライアント」(SFC ROM/セーブデータ吸出し用)
    ・「N64クライアント」(N64 ROM/セーブデータ吸出し用)
    ・「MDクライアント」(ファームウェアバージョンアップ用)
    をダウンロードします。
  2. 任意の場所にzipファイルを展開します。

ファームウェアのアップデート

ファームウェアのアップデートはサポートされていないため、それぞれのダンパー用のクライアントにて実施する必要があります。

今回は、「レトロベースダンパー V3」がベースとなるため、「レトロベースダンパー V3」のファームウェアをアップデートします。
(参考:各種プラグインアダプターを使用される場合
「N64ダンパー V3」を使用している場合は、「N64クライアント」を使用して「N64ダンパー V3」のファームウェアのアップデートを実施することになるかと思います。

  1. 「レトロベースダンパー V3」を「USBプリンターケーブル(Type B)」でPCに接続します。(接続すると赤いランプが点灯します。)
    ※USBハブは使用しないようにしてください。
  2. 「MDクライアント」(mdx3_full_win_20210722.exe)を起動します。
  3. 「Update」タブにて、「Update Firmware」ボタンをクリックし、ファームウェアをアップデートします。
    ※ウイルス対策ソフトが起動している場合はOFFにします。
  4. 「Success!」と表示されたら完了です。
  5. ファームウェアが既に最新バージョンの場合は、「Device not need update firmware.」と表示されます。

N64ROMの吸出し

  1. 「レトロベースダンパー V3」とPCを接続している場合は、一度切断します。
  2. 「レトロベースダンパー V3」の端子と「N64プラグインアダプター V2.1」の端子に「レトロゲーム復活剤」を付属のハケで塗ります。
    ※接点復活、防錆、潤滑の効果があります。
  3. 「レトロベースダンパー V3」に「N64プラグインアダプター V2.1」を刺し込みます。
    ※「FRONT」と記載がある面が一致するように注意して刺し込みます。
  4. N64カセットの端子に「レトロゲーム復活剤」を塗ります。
    ※接点復活、防錆、潤滑の効果があります。
  5. 「N64プラグインアダプター V2.1」にN64カセットを刺し込みます。
    ※「FRONT」と記載がある面とN64カセットの正面が一致するように注意して刺し込みます。
  6. 「レトロベースダンパー V3」を「USBプリンターケーブル(Type B)」でPCに接続します。(接続すると赤いランプが点灯します。)
    ※USBハブは使用しないようにしてください。
  7. 「N64クライアント」(n64x3_full_win_20210526.exe)を起動します。
  8. 「Info」ボタンをクリックし、ゲームソフトの情報を読み込みます。
    読み込んだ情報が画面に表示されますが、「Info」ボタンを何度かクリックし、何度読み込んでも正常に情報が表示されていることを確認します。
    ※ウイルス対策ソフトが起動している場合はOFFにします。
    ※文字化けに関しては、無視して問題ありません。
     参考:文字化けする!?
  9. ROMを吸い出すために「Dump」ボタンをクリックします。
    ※「Settings」のROM設定については、「Info」ボタンをクリックした際に、データベースから自動で設定されるようなので、通常変更する必要はありません。
  10. 吸い出したROMの保存先、ファイル名を指定します。
    ※日本語(全角文字)を含むフォルダ、ファイル名の場合、吸出しに失敗するケースがあるので、全て半角英数字となるように注意します。
  11. 「保存」ボタンをクリックするとROMの吸出しが始まります。
    100%になるまで待機します。(1~2分で完了します。)
  12. 「Success!」と表示されたら完了です。
  13. ROMチェッカー」で吸い出したROMをチェックしてみます。
    「データベースのCRCと一致しました。」と表示されていればOKです。
    拡張子の指摘がありますが、v64に修正すればOKです。
  14. 吸い出したROMをエミュレータで起動してみます。
    問題なく起動できればOKです。

N64セーブデータの吸出し

次に、セーブデータの吸出しを実施します。

  1. セーブデータを吸い出すために「Read RAM」ボタンをクリックします。
  2. 吸い出したセーブデータの保存先、ファイル名を指定します。
    ※日本語(全角文字)を含むフォルダ、ファイル名の場合、吸出しに失敗するケースがあるので、全て半角英数字となるように注意します。
  3. 「Success!」と表示されたら完了です。
  4. 吸い出したセーブデータをエミュレータ上のセーブデータと置き換えます。
    既存のエミュレータのセーブデータと同じファイル名にして上書きします。
    ※「Project64 2.3」の場合は、「PERFECT DARK.eep」のファイル名で「Save」フォルダに配置します。
  5. 問題なくセーブデータが認識されればOKです。

SFCROMの吸出し

N64と同様にSFCもROMの吸出しを実施することができます。
以下では、「クロノトリガー」を例に説明します。

また、今回「マルチダンパークライアント」を使用していますが、「SFCクライアント」でもROMの吸出しが可能なため、「SFCクライアント」でも問題ありません。

  1. 「レトロベースダンパー V3」とPCを接続している場合は、一度切断します。
  2. 「レトロベースダンパー V3」の端子と「SFCプラグインアダプター V2.1」の端子に「レトロゲーム復活剤」を付属のハケで塗ります。
    ※接点復活、防錆、潤滑の効果があります。
  3. 「レトロベースダンパー V3」に「SFCプラグインアダプター V2.1」を刺し込みます。
    ※「FRONT」と記載がある面が一致するように注意して刺し込みます。
  4. SFCカセットの端子に「レトロゲーム復活剤」を塗ります。
    ※接点復活、防錆、潤滑の効果があります。
  5. 「SFCプラグインアダプター V2.1」にSFCカセットを刺し込みます。
    ※「FRONT」と記載がある面とN64カセットの正面が一致するように注意して刺し込みます。
  6. 「レトロベースダンパー V3」を「USBプリンターケーブル(Type B)」でPCに接続します。(接続すると赤いランプが点灯します。)
    ※USBハブは使用しないようにしてください。
  7. 「マルチダンパークライアント」(MultiDumper_full_win_20210603.exe)を起動します。
    ※「SFCクライアント」(sfc3_full_win_20200922.exe)でもOKです。
  8. SFCのアイコンをクリックし、SFC/SNESモードに切り替えます。
  9. 「Info」ボタンをクリックし、ゲームソフトの情報を読み込みます。
    読み込んだ情報が画面に表示されますが、「Info」ボタンを何度かクリックし、何度読み込んでも正常に情報が表示されていることを確認します。
    ※ウイルス対策ソフトが起動している場合はOFFにします。
    ※文字化けに関しては、無視して問題ありません。
     参考:文字化けする!?
  10. ROMを吸い出すために「Dump」ボタンをクリックします。
    ※「Settings」のROM設定については、「Info」ボタンをクリックした際に、データベースから自動で設定されるようなので、通常変更する必要はありません。
  11. 吸い出したROMの保存先、ファイル名を指定します。
    ※日本語(全角文字)を含むフォルダ、ファイル名の場合、吸出しに失敗するケースがあるので、全て半角英数字となるように注意します。
  12. 「保存」ボタンをクリックするとROMの吸出しが始まります。
    100%になるまで待機します。(1~2分で完了します。)
  13. 「Success!」と表示されたら完了です。
  14. ROMチェッカー」で吸い出したROMをチェックしてみます。
    「チェックサム1・チェックサム2が一致しました。」と表示されていればOKです。
  15. 吸い出したROMをエミュレータで起動してみます。
    問題なく起動できればOKです。

SFCセーブデータの吸出し

次に、セーブデータの吸出しを実施します。
「マルチダンパークライアント」では、セーブデータの吸出しに対応していないため、「SFCクライアント」を使用します。

  1. 「SFCクライアント」(sfc3_full_win_20200922.exe)を起動します。
  2. 「Info」ボタンをクリックし、ゲームソフトの情報を読み込みます。
    読み込んだ情報が画面に表示されますが、「Info」ボタンを何度かクリックし、何度読み込んでも正常に情報が表示されていることを確認します。
    ※ウイルス対策ソフトが起動している場合はOFFにします。
    ※文字化けに関しては、無視して問題ありません。
     参考:文字化けする!?
  3. セーブデータを吸い出すために「Read RAM」ボタンをクリックします。
    ※「Settings」のROM設定については、「Info」ボタンをクリックした際に、データベースから自動で設定されるようなので、通常変更する必要はありません。
  4. 吸い出したセーブデータの保存先、ファイル名を指定します。
    ※日本語(全角文字)を含むフォルダ、ファイル名の場合、吸出しに失敗するケースがあるので、全て半角英数字となるように注意します。
  5. 「Success!」と表示されたら完了です。
  6. 吸い出したセーブデータをエミュレータ上のセーブデータと置き換えます。
    既存のエミュレータのセーブデータと同じファイル名にして上書きします。
    ※「snes9x」の場合は、ROMのファイル名と同じファイル名で「Saves」フォルダに配置します。
     今回の例では「chrono_trigger.srm」となります。
  7. 問題なくセーブデータが認識されればOKです。

レトロダンパーサポートページ

ゲームバンクの公式サイトに質問掲示板があります。
吸出しがうまくいかない場合は、こちらに質問いただくと解決につながる回答が得られる可能性があります。

レトロダンパーサポートページ

おわりに

N64、SFCともに、ROM、セーブデータを吸い出すことができました。

SFCに関しては、「マルチダンパークライアント」ではセーブデータの吸出しができませんでしたので、「SFCクライアント」を使用する必要がありました。
今後は、「マルチダンパークライアント」に統合されていくようですが、「SFCクライアント」でもROMの吸出しは実施できるため、現時点では「SFCクライアント」を使用しておけば問題ないかと思います。

今回、クロノトリガーを例に説明しましたが、FF6のセーブデータも吸い出しできました。
FF5は残念ながらデータが消えていたようで、セーブデータを吸い出しても全てのセーブデータが「empty」となっていました。。

個人的には、N64パーフェクトダークのセーブデータをバックアップすることができて一安心です。
今回怖いので試していないのですが、逆にセーブデータファイルからN64カセットに書き込むこともできるようなので、実機の方のセーブデータが完全に消えてしまった場合はそのような処置も必要になるのかもしれません。。

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