動作確認

最終更新日:2013/07/28


導入コンバット用のアリーナをソロミッションに変換


簡単にステージの改造を行い、設定が正しくできたかどうかの確認と動作の確認を行います。

ステージの読み込み

例として、データダイン本社<始動>の設定ファイルを読み込みます。

  1. 「Beta Editor」を開き、「File」メニューから「Open Uncompressed」を選択します。
    「Open Uncompressed」を選択
  2. デフォルトで「C:\Program Files\GEEdit2」または「C:\Program Files (x86)\GEEdit2」が開かれていると思います。
    その中から、以下の2つのファイルを開きます。
    • UsetupdefectionZ.bin」 :先頭が「Usetup」、語尾が「Z」の「Setup File」(ミッション設定ファイル)
    • bg_defection_pads.bin」 :先頭が「bg_」、語尾が「_pads」の「Pads File」(オブジェクト置き場ファイル)
    まず、「Setup File」を選択します。
    違うファイルを読み込む(順番を間違える)と強制終了されるので注意してください。
    また、「Visual Level」と「Quick Convert Level」が「UsetupdefectionZ.bin」になっていることを確認してください。
    ここが間違っているとステージが正しく読み込めず、ROMに書き込みができなくなります。
    (間違えて読み込んだ後でも、「Preferences」の「Standard」タブ、「Visual Editor」タブから修正できます。)
    「Setup File」を選択
  3. 次に、「Pads File」を選択します。
    同じステージの「Pads File」は自動で選択してくれているので、そのまま「開く」を選択して大丈夫です。
    「Pads File」を選択
  4. タイトルバーに「UsetupdefectionZ.bin」、画面中央に「Edit in progress.」と表示されたらステージ読み込み完了です。
    ステージ読み込み完了画面

ステージの改造

「Visual Editor」を使用して、敵兵の初期装備武器を変更してみましょう。

  1. 「Edit Setup」メニューから「Visual Editor」を選択します。
    「Visual Editor」を選択
    「Visual Editor」は重く、起動完了まで時間がかかります。ウィンドウサイズは、1024x768です。
  2. 初期表示位置は、スタート地点として設定してある座標です。「Qキー」で前進すると、わかると思います。
    「スペースキー」を押すと一番近い部屋に行き、視点が真っ直ぐに修正されます。
    最初に「スペースキー」を押すと、防犯カメラの集中管理装置があるフロアに移動します。
    防犯カメラの集中管理装置があるフロアに移動
    ※「Visual Editor」の操作方法は下記に記載しました。
  3. 「Qキー」の前進と、矢印キーの旋回を使用して、近くの敵兵の前に移動します。
    敵兵の前に移動
  4. 敵兵の体(頭以外)を右クリックし、「Change/Add Right Weapon」で装備させたい任意の武器を選択します。
    装備させたい任意の武器を選択
  5. 「F5」キーのQuick Convertか「F7」キーのQuick InjectでROMに書き込みます。少し時間が掛かります。
    基本的にQuick Convertを使用し、オブジェクトを増やした等、容量が増えた場合(エラーが出た場合)はQuick Injectを使用します。
    下部のバーに保存先が表示されます(オリジナルのROMと同じフォルダに保存されます)。
    オリジナルのROMのファイル名の末尾に「.rom」が付いて保存され、同名のファイルが存在する場合は上書きされます。
    「Shift+F5」キーまたは、「Shift+F7」キーで書き込みと同時にそのROMをProject64で起動できます。
    下部のバーに保存先が表示
  6. 作成したROMをProject64で読み込みます。
    但し、作成したROMは、ロム設定がデフォルト設定になってしまうので、毎回設定し直す必要があります。
    ロムリストを右クリックして「ロム設定の編集」を選択します。
    または、既にROMが起動中の場合は、「オプション」メニューから「設定」の「ロム設定」タブから設定し、リセット(F1キー)します。
    「ロム設定の編集」の項目がない場合は、「オプション」タブの「高度な設定を隠す」のチェックを外してください。
    パーフェクトダークのロム設定
    以下のように設定します。
    CPUコアスタイルリコンパイラ
    自己修正コード処理方法プロテクトメモリー
    メモリー拡張パック使用する
    アドバンスブロックリンクOFF
    セーブタイプ16kbit Eeprom
    カウンターファクター2
    チェック 「コンパイルバッファを大きくする」
    「TLBを使用する」
    「レジスターキャッシュ」にチェックを入れ、それ以外はチェックを外します。
  7. 敵兵の初期装備武器の変更が反映されていれば成功です。
    敵兵の初期装備武器の変更
  8. 「PD Setup Files NTSC Backup」フォルダから「UsetupdefectionZ.bin」と「bg_defection_pads.bin」を「GEEdit2」フォルダ内にコピー(上書き)します。
    ※理由は、下記の「注意点」を参照してください。

注意点

Quick ConvertやQuick Injectを使用すると、書き込む際に「GEEdit2」フォルダ内の「Setup File」と「Pads File」が改造したものに書き変わります。
次に、このファイルを開きVisual Editorで確認すると、改造した内容が反映されています。
元の状態に戻したい場合は、「PD Setup Files NTSC Backup」フォルダからファイルをコピーしてください。

ツールのアップデート

「Beta Editor」をアップデートするためのツールが用意されているので、定期的に実行し、最新版のツールを入手するようにしましょう。

「Get Latest Beta Editor」(スタートメニューから、または「BetaGrabberTool.exe」)を開きます。
スタートメニュー

「Beta Editor」(runwaysetupeditor.exe)が更新されます。
バージョンは、「Help」メニューの「About」で確認できます。

「Visual Editor」の操作方法

「Visual Editor」は、パーフェクトダークのマップを自由に操作できます。
操作方法は以下の通りです。

Q前進
Z後退
A左にスライド
D右にスライド
W上にスライド
X下にスライド
左に旋回
右に旋回
R180°回転(真後ろを向く)
下を向く
上を向く
C向きはそのままで、左に視点回転
V向きはそのままで、右に視点回転
スペース一番近い番号の部屋へ移動し、視点を真っ直ぐに修正
O次の番号の部屋へ
P前の番号の部屋へ

※変な所に移動してしまい、わけがわからなくなった場合は、スペースキーを押すと正しい位置に戻ります。

「Visual Editor」の操作方法


導入コンバット用のアリーナをソロミッションに変換