N64パーフェクトダークの自作のハックロムです。
目次
ROMの吸い出し方法
ROMの吸い出し方法は、以下の記事にて解説しております。
ハックロム一覧
パッチの適用方法に関しては、次の章をご確認ください。
対応ROMは、USが北米版(NTSC) v1.1、JPが日本語版(NTSC-J)です。ここにはないですが、EUは欧州版(PAL)です。
正確には、Good Nameが「Perfect Dark (U) (V1.1) [!]」、「Perfect Dark (J) [!]」のROMです。
No. | タイトル | 作成日 /更新日 |
最新バージョン | 対応ROM | 説明 |
---|---|---|---|---|---|
1 | dataDyne Facility – Stealth v1.1 データダイン工場<潜入> ![]() |
2013/01/30 2023/03/15 |
v1.1 | US JP |
初めて作成したソロ・ミッションのハックロムです。 一応協力ミッションや敵対ミッションも調整済みのためプレイ可能です。 実際の初公開日は2013/01/30でした。 それから時が経ち、ついにハックロムツールが日本語版に対応したため、リニューアル(OPシネマの追加やライトの追加等)を行い、更に日本語版対応バージョンを作成しました。 【関連動画】o5gD_tqbf-Y (YouTube) 【パッチ】こちら(N64 Vaultからダウンロードください) |
2 | dataDyne Warehouse – Cessation 1.1![]() |
2013/02/23 2018/01/28 |
v1.1 | US | Acceptable67さんと共同で作成したソロ・ミッションのハックロムです。 こちらもいつか日本語版を作成したいですね。 【関連動画】hWILx3zP47I (YouTube) 【パッチ】こちら(N64 Vaultからダウンロードください) |
3 | コンバットプラス![]() |
2022/12/16 | v1.0 | JP | 以下の機能を追加した日本語版用ハックロムです。 ・コンバットナイフの復活 ・コンバットでクラシックウェポンを設定可能(Ryan Dwyerさん作成) ・リスポン時に視界のぼやけの回復(Graslu00さん作成) 「N64パーフェクトダークの逆コンパイルプロジェクト」の記事内で公開していたパッチで、逆コンパイルのソースを修正して作成しました。 ソースコード(GitLab) ※「リスポン時に視界のぼやけの回復」は含まれていません 逆コンパイルプロジェクトもついに日本語版ROMのビルドに対応したため、海外版用のソースを応用して日本語版に適用しました。 ハックロムツールとはまた違った改造ができて楽しいです。 【関連動画】9yz7Fnf9nKA (YouTube) 【パッチ】PD(JP)_combat-plus_v1.0[Jonaeru].xdelta 【MD5】3B1FBE77A645EF35454BA133583A0524(パッチ適用後のROM) |
4 | キャリントン協会ビルでコンバット![]() |
2023/03/05 | v1.0 | JP | コンバットのアリーナに「キャリントン協会ビル」を追加する日本語版用ハックロムです。 逆コンパイルのソースを修正して作成しました。ソースコード(GitLab) 今だとハックロムツールでも日本語版用を作れると思いますが、当時はまだ知らなかったためソースを修正して作成しました。 基本的には、改造コード「キャリントン協会ビルでコンバット」がベースになっていますが、ハックロムのためオブジェクトを贅沢にたくさん配置できます。 例えば、4人でも遊べるようにホバーバイクを4台配置していますw 「PDオンライン」では改造コードを使った対戦ができましたが、キャリントン協会ビルでコンバットの改造コードを使用するとどうしても同期ズレが発生してしまいました。 そのため、既に改造済みのハックロムなら同期ズレしないのではないかとずっと気になっていましたが、ついに実験できる段階まで来ました! →実験の結果、同期ズレすることなく遊べることが判明しました!(詳しくは以下の関連動画をご確認ください) 【関連動画】kREA4x3SdXg (YouTube) 【パッチ】PD(JP)_carrington-institute-in-multi_v1.0[Jonaeru].xdelta 【MD5】355EBB3BF02B17C2330FFBA280E6EB2C(パッチ適用後のROM) |
xdeltaパッチの適用方法
前提条件
大前提として、ビッグエンディアン形式のROMである必要があります。
上記で紹介した記事の「レトロベースダンパー」を使用した場合は、ミドルエンディアン形式となるため、ビッグエンディアン形式に変換する必要があります。
同記事内でも紹介しているフリーソフトの「ROM Checker」で確認と変換ができます。
エンディアンとはデータの並び順の管理方法のことで、形式が変わると値の並び順が変わり、別物となるためパッチが当てられません。
エミュレータではどの形式のROMでも起動できると思いますが、N64実機がビッグエンディアン形式のため、ビッグエンディアン形式のROMが正しい形式とされています。
海外のハックロムサイトの「N64 Vault」で配布されているパッチもビッグエンディアン形式のROMでないと適用できません。
以下のツイートについてもツリー含めてご確認ください。
Webサイトを使用する場合
- 以下のサイトにアクセスします。
Hack64 – Web Patcher - 「ROM」で「オリジナル版ROM」を選択します。
※ビッグエンディアン形式のROMである必要があります。 - 「Patch」で「xdeltaパッチ」を選択します。
- 「Save as」に保存するROMファイル名を入力します。
(自動生成のため基本的にはそのままでOK) - 「Patch」ボタンをクリックし、パッチ適用後のROMを保存します。
- 可能であればパッチ適用後のROMのMD5チェックサムを比較し一致することを確認します。
- Project64でプレイする場合、今までのセーブデータを読み込むためには以下のようにロム設定の変更が必要となります。
セーブタイプ:16-kbit EEPROM
ハックロムツールを使用する場合
ハックロムツールの「GoldenEye Setup Editor」を使用する場合です。
名前は、ゴールデンアイですが、パーフェクトダーク用のツールも付属しています。
- Setup Editorを起動します。
- 「Tools」→「XDelta Patching」→「Apply Perfect Dark XDelta Patch」を選択します。
- 「オリジナル版ROM」を選択します。
※ビッグエンディアン形式のROMである必要があります。 - 「xdeltaパッチ」を選択します。
- パッチ適用後のROMの保存場所、ファイル名を指定し保存します。
(ファイル名は自動生成されます) - 可能であればパッチ適用後のROMのMD5チェックサムを比較し一致することを確認します。
- Project64でプレイする場合、今までのセーブデータを読み込むためには以下のようにロム設定の変更が必要となります。
セーブタイプ:16-kbit EEPROM
xdeltaパッチを作成する場合
逆にハックロムからパッチを作成する場合は、ハックロムツールの「GoldenEye Setup Editor」を使用して作成することができます。
- Setup Editorを起動します。
- 「Tools」→「XDelta Patching」→「Generate Perfect Dark Xdelta Patching」を選択します。
- 「オリジナル版ROM」を選択します。
※ここで選択するROMの形式は自由ですが、ビッグエンディアン形式のROMで統一した方が親切かと思います。 - 「修正版ROM」を選択します。
- 「xdeltaパッチ」の保存場所、ファイル名を指定し保存します。
更新履歴
- 2023/03/28
ハックロム一覧の「キャリントン協会ビルでコンバット」に関連動画を追加
フリーズする旨の記載を削除(環境の問題と思われるため)